私「それで、犯人は少女をどんな流れで殺害したの?」

蘭「少女の両親が塾にクレームを入れたのですが、何も改善されず少女は犯人の授業を受講拒否しました」

圭介「何で塾側も改善しなかったんだ……」

藍「そして、そのことに犯人は怒ったのね?」

蘭「はい。その日のうちに犯人は包丁二本とハンマーを購入し、その数日後に少女を呼び出して密室で殺害に及びました。少女の体には数十箇所の切り傷があり、首には包丁が貫通していたそうです」

大河「……殺害方法がヤバすぎません?」

大輔「現場は凄惨なもので、ベテランの捜査官ですら目を覆いたくなるほどのものだったらしい」

私「犯人にはどれほどの罪が問われたの?この場合だと無期懲役?」

大輔「いや、犯人は心神耗弱を理由にかなり減刑されているんだ。たったの懲役十五年だぞ」

大河「はあ!?何ですか、それ!!」

藍「あんなにひどい殺され方をしたのに!?」

圭介「こんなの……突然娘さんを奪われたご両親は納得できませんよ……」