図書室の彼の溺愛

「ぅう~~」

「…やべ…ちょっと走っていい?」

何か焦ってる?

「うん、いい…うわっ…!」
返事を言い終わる前に走り出し、落ちないようにと柊にしがみつく




「はぁ、はぁ」
ベンチにおろされて柊が肩で息していた

「…何で走ったの?」

「部活の奴ら、いたから、瑛大もいたけど、他の奴ら、楓に会わせろってうるさいから…」
疲れているので途切れ途切れで教えてくれた

「ふぅん、なんでだろ…」

私に会っても何も面白くないと思うんだけど…

「あれ?楓じゃね」
記憶にない声が私の名前を呼んだ

「…だれ?」
座ったまま首だけ、そっちに向けた

「うそだろ…魁人だよ…」

かいと…………?