図書室の彼の溺愛

「そ、俺の大事な人」

「えっ!?と、智輝!?なんでここに!?」

「あ、もしもし、そういうこと、早く来た方がいいよ」
誰かに電話をかけて、それを切ったら、一歩ずつ近づいてきて立たせてくれた

「いっっ……」
ちょうどひねったところを摑まれた

「あ、わりぃ…」

「ううん、ありがと…」

「ふうっ………!」
大好きな人の声が聞こえたと思ったら、抱きしめられた

「し、ゅう…」

「遅くね?俺の勝ちぃ~!」
この状況にそぐわない明るい声のトーンに智輝らしいと笑ってしまった

「ありがとう!感謝してる!智輝、今度埋め合わせするから、そいつ頼む!お前の後輩だろ?」
私を軽々持ち上げた柊は、私が悲鳴を上げる間もなく早口でしゃべり歩き出してしまった

「は、離してくれない?」

「なんで?」

「この体制は…皆みてるし…」
そういって腕から逃れようしたら余計強く抱きしめられた

「ひゃっ!」
その手が首に触れてくすぐったくて声を上げる

「……その声やばい…」