「『え?』ってなによ」

「いや、ふう、気にするんだ~と思って」

「失礼なやつだなっ!」
ジーーっと睨む

「はいはい、出ていくから呼んでね」
ガチャリと扉が閉まって急いで着替える

柊眠そうだったな~


「あとは…髪の毛と…メイクと…」
鏡を開いて髪をくくる


「できたっ……!」
姿見の前で一回転してみる

「おわった…?」
何も言ってないのに扉が開く

「勝手に開けないでよ~」
悪態をつく

「ん、かわい」

………かわいい?

「何よ、目、腐った…?」
恥ずかしくてそれをごまかす

「いや、どう見てもかわいい」
顔が熱をもつのが分かったから下を向く