『あのね。お兄さん、一次は回復して少しお話できる状態だったんだ。』 「え…。さと兄…が?」 びっくりした。 詳しく聞くと、ママとパパと咲也は運ばれた時、手の施しようがなかったらしい。 けど、さと兄と私は助かる可能性が高かった