運命 〜私を変えてくれた人〜

「……ごめんなさい。」

私は一言発して、目をつぶった。

先生はこれ以上何話してこなかった。
きっと目をつぶった私に気づいたのだろう。

点滴と輸血の速さ調節をして、先生はICUから出ていった。