司『では、これから映画の完成会見をはじめさせ
 て頂きます。』

そして、会見がはじまった。
映画のコンセプトや脚本について、三浦監督と共に説明をし、キャストが挨拶をした。

司『では、質問のある方は挙手をお願いしま
 す。』

記『はい!』

司『どうぞ。』

記『◯◯社の新田です。
 この映画は、HARUさんの実体験が主に描かれ
 た作品ということですか、作品の内容として
 は、どのような内容なのでしょうか?』

春「詳しくは言えませんが、
 僕自身の友情、恋愛などを中心に、実体験だっ
 たり、願望だったり、理想だったり、監督と
 一緒にコミカルに、感動的になるように作り
 あげました。公開した際には是非、見て頂けた
 らと思います。」

記『ありがとうございます。』

司『ではここで、HARUさんからお知らせがあ
 るとのことなんですが...』

春「はい。
 この場をお借りして、ご報告をさせて頂きま
 す。
 私くしHARUは、結婚しましたことをご報告
 させて頂きます。
 相手の方は一般の方なので、静かに見守ってい
 ただけたらと思います。
 みなさんも気になっていると思いますが、映画
 を観て頂けたら、出会いなども嘘か本当が内緒
 ですが、描かせて頂いてるので気になる方は
 是非ご覧下さい。
 ちなみに、彼女は妊娠はしていません。結婚式
 などは、行う予定をしていますが近しい友人、
 家族で行う予定ですので、また結婚式が終わり
 ましたら、何らかの形でご報告をさせて頂きま
 す。本日は、ありがとうございました。」


会見後、ネットニュースやテレビなどでは
俺たちの結婚の話題でもちきりだった。
美桜もテレビで生中継を観ていたらしく、すぐに
電話がきた。
照れていたけど、結婚を公にできて安心していた...