しばらく涙が止まらなかった私...
でも、そんな私を
春瑠はずっと抱きしめていてくれた...

美「春瑠...」

春『??...落ち着いた?』

美「うん...
 私...流産しちゃったの...」

春『えっ!?』

美「ちょっと前に妊娠がわかって...
 次に春瑠が帰ってきた時に話そうと思ったん
 だけど、お腹が痛くなっちゃって...
 結局ダメだったの...ごめんね。」

春『謝らなくていいよ...美桜もつらかったよ
 な。気づけなくて、守ってやれなくてごめ
 ん。』

美「春瑠...」

春『美桜、もう少し待ってて。俺、いろいろ
 考えてるから。』

美「え?」

春『また明日、来るから。
 とりあえず、ゆっくり休んでて。あと1週間
 待ってて...』

美「うん...」

春瑠は、面会時間が終わる頃に帰って行った...
赤ちゃん...
元気に産んであげられなくて、守ってあげられなくて、ごめんね...

私は体調が良かったので翌日退院をした。
ママは心配をしていたけど、
私は春瑠との家に帰った。
有休を取って仕事も1週間休んだ...