美「春瑠君、さっきのはどういうこと??」

春『あのままだよ!
 俺、中学の時からずっと美桜のことが好きだっ
 たんだ。』

美「えっ!?」

春『何度か告白しようと思ったんだけど、美桜に
 は彼氏がいて、自分の気持ちも伝える勇気がな
 かったから、ずっと諦めて過ごしてた。
 でもこの前、那桜に健にプロポーズされた話
 とか、健に会って見合いの話とか聞いて、後
 悔したくないって思って。』

美「健がお見合い?」

春『俺の口から言うことじゃないけど...あいつ、
 仕事関係でお見合いをしてるらしい。』

美「そうなんだ...。」

春『返事はいつでもいい。俺も話さなきゃいけな
 い人がいるし、ゆっくり考えて。』

美「う、うん。」

春瑠君の気持ち、初めて知った。
正直に言うと
健にプロポーズされた時よりも嬉しくて、
春瑠君も私も幸せそうに笑う姿が浮かんだ。
でも、引っかかることが...
健がお見合いってどういうこと?
そして、春瑠君が離さないといけない人って、彼女かな??
私はどうしたらいいんだろう...