春瑠と付き合い始めてしばらくして
春瑠に映画の仕事が入った。
新しい形の仕事みたいで、楽しそうだったけど、
どんどん忙しくなる春瑠...
時間が合う時はなるべく一緒にいたいし、いれるようにした。
でも...
本格的に撮影が始まると、地方へ行くことも増えて、会えない日が増えてしまった...

時間がある時は連絡をくれるけど、
仕事中だったり、予定があったり、寝てる時間だったりで、すれ違い...
春瑠が浮気するとか、他の人のところへ行ってしまうとか思わないくらい私は信じてるから、
連絡が少なくても私は平気だった。

私の仕事も忙しくて、私からはなかなか連絡できずにいたし、疲れちゃうから実家に帰る日も増えていた...

—ある日—
マ『みーちゃん、マンション解約したら?』

美「え!?」

マ『だって、しょっちゅう家に帰ってきてる
 し、春瑠君はお仕事忙しいんでしょ?』

美「うん...」

マ『春瑠君がいる時は春瑠君の家に行くこ
 とがほとんどなら、いっそのことみーちゃんの
 マンションから、春瑠君の所に引っ越せばいい
 じゃない!いつか結婚するんでしょ?じゃあ、
 今から一緒に住んでてもいいんじゃない?春瑠
 君がいない時は今みたいに実家に帰ってくる形
 にしたら?』

美「同棲していいってこと?」

マ『だってもういい大人なんだし、お泊まりも
 してるんでしょ?隠す必要もないじゃない。
 隠されるよりいいなぁ。』

美「ママありがとう。
 春瑠に相談しなきゃ。」

マ『そんなの大丈夫、大丈夫!春瑠君なら、
 喜んでくれるよ!ママ前に聞かれたことがあ
 るから!』

美「どういうこと?」

マ『春瑠君がみーちゃんと家にきた時に、
 結婚が正式に決まったらすぐに、美桜と一緒
 に暮らしてもいいですか?
 ってね!
 ママはオッケーしたけど、パパが渋ってね...
 だから、パパが許可するまでは一緒には暮らさ
 ないって言ってたの!』

美「そうだったんだ...春瑠、そんなことを言って
 たんだね///」

マ『我が家のことも、みーちゃんのことも大切
 にしてくれてるよね!ママ嬉しくて。
 那桜君にも力になってもらってパパと話をし
 て、パパもオッケーしてたから安心して!』

美「ありがとう!」

家族みんなを大切にしてくれて、私とのことも考えてくれてる春瑠...

春瑠が帰ってくるまで2週間かぁ...
いける!!