「あ〜、いい匂いする」



と葉山さんが鼻をクンクンさせる。



「それ軽く変態ですからね?」




胡桃が残した匂いが俺を包む。


俺が惚れた匂いだ。




その時、ふと視線を感じ見ると、相良と目が合った。



すぐにそらされたが今の視線は確実に何かある。




なんか嫌な予感がする。


朝、感じたモヤモヤも未だに消えていない。