今日も君に恋焦がれるⅡ

そう思うと胡桃と2人で行くのもいいかもしれない。




「でも、またなんでこの時期なんだ?また忙しくなるって言うのに」



葉山さんはパンをかじりながら俺を見てくる。


それは俺に言われても困る…。





確かにもう少しするとまた残業が始まりそうだ。



その時期に1人でも休むとなると、結構大変なんだよな。





こうなったらやるしかないだろうな…。



自分の仕事だけでも前倒しで。


「あ…、」





不意に葉山さんの抜けた声が聞こえ、顔を上げると何かを見つめている。