今日も君に恋焦がれるⅡ

それからバタバタ準備して、律を保育園へ預けると会社へ向かった。



閉まりかけたエレベーターに乗り込むと、相良さんが先に乗っていて驚く。





こんな間近で見たのは初めてだけど、やっぱり彼女は最高に美人だ。


そのルックスでこの会社に勤めているのがもったいない。




「真宮先輩の奥さん、ですよね?」


「え…、」



まさか話しかけられるとは…。




「え〜なんか真宮先輩とは不釣り合いかも」




……はい?…今のは空耳?…



「周りが騒ぐほど美人じゃないし、普通に三十路が近いおばさんって感じ?こんな人を選んだ真宮先輩にはちょっとガッカリだな〜」