今日も君に恋焦がれるⅡ

ーーー次の日…


「胡桃……胡桃っ、」




軽く体を揺さぶられながら起こされた。




「ん…葵、くん?」


窓から入る太陽が眩しくて目を開けるのが難しい。




「俺、朝一から会議だから早めに家出るよ」


「…えっ?そうなの!?」




と急いで飛び起きるとスーツに着替えた葵くんが立っていた。




「律ならもう起きてるよ」


「そっか…」


「じゃ、行ってくるね」




葵くんはそう言うとほっぺにキスを落として寝室を出て行った。