今日も君に恋焦がれるⅡ

「胡桃、歩ける?」



葵くんの声が心地良い。





「はぁ…これだから嫌だったのに」



うまく聞き取れずにいると体がふわっと宙に浮く。


どうやら抱きかかえられたみたい。





葵くんの匂いがする〜幸せ〜…。



「葵くん、好きだよぉ」




そう言ってギュッと抱きつく。



「もう…ほんと勘弁して……可愛すぎ」




葵くんがなんて言ったのかわからないまま夢の中に落ちた。