今日も君に恋焦がれるⅡ

なんてことを耳元で言うのはズルい。



「それにしても、またあいつも残業?」





と急に声のトーンが下がった葵くんは、わたしから離れると高橋くんに視線を移す。





「琴音の仕事、わたしと折半だからね」


「何でよりによってあいつなの?」


「自ら申し出てくれたんだよ?わたしとしては助かるよ」




と葵くんを見ると睨まれた。




「っはぁ…この鈍感。隙与えたら許さないから」




そう言うとオフィスを出て行った。


…?…鈍感?…