今日も君に恋焦がれるⅡ

バレてたなんて…。



「その視線は夜だけにして?」




と耳元で言われて顔が熱くなる。



そんなわたしの顔を覗き込む葵くんはズルい。


そのまま一瞬だけ触れるキスをされた。




「今のは秘密ね」




と葵くん。


全く……こんなんじゃ、仕事が手につかないよ。




その時、ドアが開く音がして驚く。




「あ…、」



と声を漏らしたのは高橋くんだった。