今日も君に恋焦がれるⅡ

トントン、と軽いノック音が聞こえると、ドアが開く音がして振り向く。



「葵くん?なんで?」


入ってきたのは葵くん。




「何も食べない気?」



と言われ時計を見ると、いつの間にかお昼休みの時間になっていた。




隣に腰掛けた葵くんから、目の前にお弁当箱を置かれる。




「ちゃんと食べて?その間、俺が手伝うから」



と微笑む葵くんに胸がキュンとなる。




「いいの?」


「いいよ。ほら、食べて」