今日も君に恋焦がれるⅡ

葵くん、どうしちゃったんだろう?

疲れのピーク?…




「どうしたら胡桃に追いつけるの?」




…わたしに追いつける…とは?




「俺ばっかり好きみたいじゃん…」



力無くそう言うと、葵くんはソファに腰掛けた。




俺ばっかり好き…

それは間違ってる。



ううん、むしろ逆なんじゃないかな?




わたしばっかり好きだ。




「葵くん…、」




隣に腰掛けると、葵くんの名前を呼んだ。