久しぶりに見た美桜は、昔の可愛さも残しつつ、綺麗さが引き立っていた。
でも、自覚してなさそうな雰囲気だ。美桜らしい!

ちょっと抜けている所も、少し緊張している姿も、可愛いと思ってしまう自分がいる...

健とは上手くいってるのかな?
美桜を悲しませないで欲しい。
でも、俺が美桜の相手になったとしても、幸せにできるのか?
できないかもしれない。
いや、自分の努力次第で変われるかもしれない。
昔の俺とは違うから...


チャペルで、神父の前で彼女を待つ那桜。
幸せそうだ...
バージンロードを歩く彼女も、那桜と笑顔で見つめ合いながら歩いていく。
そして、うるっとした瞳で2人を見つめている
美桜...

いいなぁ...
俺も、美桜と2人であそこに立ちた...い...,??

俺...今...?


美『綺麗...。いいなぁ。』

美桜??
俺は...

美桜と一緒にいたい...

春「美桜も綺麗だよ。」

美『えっ!?///』

春「照れ過ぎ。心の声出てたよ。」

美『恥ずかしすぎ///』

春「美桜のドレス姿、近くで見たいな。」

美『??』

春「ずっと、好きだった。今でもずっと...」

美『えっ??』

春「俺と結婚してください。」


静かなチャペルの中、
俺たちにしか聞こえない小さな声で、俺は
美桜にプロポーズをした。

俺の言葉に、小さな声で驚きながら口を押さえて俺を見つめる美桜。

俺は美桜と一緒にいたい。

俺も美桜を見つめた...