春「ごちそうさま。うまかった!」

彩『よかった!洗い物しちゃうね。』

春「俺がやるよ。彩華、コーヒー淹れて。」

彩『春瑠ありがとう。ブラックでいいよね。』

春「うん。」

彩『ねぇー、これ招待状?』

春「そうだよ。」

彩『誰の結婚式?』

春「中学からの友達。」

彩『行くの?』

春「うん。事務所にも許可もらってるからさ。」

彩『結婚式かぁ。いいよね!お姉ちゃんの式見て
 ても素敵だったし、憧れる。
 ねぇー!私も一緒に行きたい!』

春「ダメだろ。俺だけでも対応が大変なのに、彩
 華まで行ったら更に大変だろ。それに、写真撮
 られたらやばいし。」

彩『私は撮られてもいいよ!』

春「??」

彩『隠す必要ないじゃん。』

春「仕事のこともあるし、ダメだろ...」

彩『春瑠は、私とのことは何も考えてないの?』

春「彩華とのこと?」

彩『そう...結婚とか...』

春『考えたことはあるけど...お互いの仕事の事も
 あるし、まだかなって...』

彩『・・・そうだよね...』

春「考えてないわけじゃないから。」

彩『うん。』

春「彩華、今日は泊まっていく?」

彩『うん!』

春「おっけー!!」


結婚かぁ...



俺の隣で眠る彩華を見ながら、俺は美桜の事を考えていた...