事務所に入ってからは、毎日必死だった。

事務所が大手なこともあり、新人の俺にも仕事がもらえて、いろんなことを覚えながら頑張った。

モデル...CM...映画...ドラマ...バラエティ...
大学にも通いながらだったからかなり大変だったけど、何事にも積極的に頑張れるようになった。

『HARU君よかったよ!ぐいぐい来る感じがいいね!』

春「ありがとうございます。またよろしくお願い
 します。」

『おん!また!』

高『HARUやったな!あの人に認められたんだ
 ぞ。自信持てよ!』

春「うん!」

有難いことに、俺の周りにはいい人達で溢れていた。自分も、この人たちのために頑張りたいし、気持ちに応えたいと思った。