──森の中の児童──


清「大丈夫か?」
水「あ………うん……その…」
清「?どうかしたか?」
水「お…重くない?私…」
清「いや…めっちゃ軽い。お前メシ食ってる?」
水「食ってる!!…と思う…」
私は今、はじめて少食で良かったなと思った。好きな人に抱えられることが出来たのだから。
水「えっと…その…疲れない?」
清「疲れない…けど………」
水「あ!!!もう下ろしても大丈夫だよ!!」
清「あ!?ごめん!!?」
正直ずっとこのままが良かったけど、無理だった。なぜなら、
水清(顔が近い!!!!!)
以上の理由だ。
晴「おーーーーーーーーい」
清「あ、」
明「ちょっと!班長のくせに1人でどっか行かないでくれる!?」
奏「2人だよ明日」
清「ごめんごめんw」
すると、明日が清の耳元まで近づき、
明「るーさん重くなかったの?ヒソッ」
清「なっ!?るっせぇ!んなもんどーだっていいだろ!?//////」
清は顔を真っ赤にして、改めて班長としてみんなの先頭に立った。
清「さっきは悪かった、行くぞ」
そして、無事ゴールは出来たが、学年全体を巻き込む事件があったのはまた別の話。(このお話は別であります)
そして、キャンプファイヤーが始まった。
奏「凄い…炎デカ!!」
水「ね〜」
森の中に1つ、炎が燃え盛っている。その周りには、何人もの児童がいる。私達は炎が消えるまで、遊んで、歌って、劇をして、踊って、最高の思い出になった。
水「あ〜!楽しかった〜!!」
明「ね〜ホント、男子なんか肩組んで歌ってたしwww」
晴「遠目で見てたけど杏珠も混ざってて笑ったわww」
水「あんちゃん何気に男子と混ざるの気にしないよね〜w」
清「はぁ…はぁ…」
晴「なんかめっちゃ疲れてる人いますが」
清「肩組んで揺らされすぎてチャックズレたんだけど……」
明「え、半裸ってこと??」
清「そこまでじゃねぇよ!!?」
晴「そんなんでズレるって、何年前のもの着てんのお前」
清「兄ちゃんのお下がりだから分からん…」
水「お兄ちゃんそいえば来てたねー!」
奏「確かにブカブカ…だね?」
清「兄ちゃんが要らないって言って俺にくれた」
そんな会話で数分だべっていた。
水「じゃあ、女子と男子に別れてお風呂行こ!」
明「そだね。皆も用意してるし」
奏「じゃ、また宿で!」
水「ばいばーい!」

温泉

水「わぁ〜温泉の匂いだ〜!」
明「この匂い好き〜」
妹「やっほ〜!!」
明「あ〜!マイマイ!今から?」
妹「うん!どうせなら一緒に入ろ!」
明「そうしよ!」
ヌギッ
水「ふぅ…」
明「!?るーさん…」
水「?どうしたの?」
妹「こんなに大きくなって…昔はあんなにちっちゃかったのに…」
水「お母さんかなんかかな??」
私達は温泉に入り、寝巻きに着替えて宿へ戻った。
水「ただいま〜!」
清「お、早いな」
奏「僕達もさっき帰ってきたよ」
晴「皆早いね」
10時まで起きていても良いことなので、その時間まで遊んだり雑談していた。
明「ねぇねぇ、男子もいるしあの話しない??」
水「何の?」
明「私恋バナしたいでーす!!」
晴「賛成」
水「ファッッ?」
清「…………」
奏「あはは……」
水「ま、まぁ、良いんじゃない?」
明「それじゃあ話すね♪」
清(興味ねえ……)
明「ちょっと前の話なんだけどね、私好きな人が出来てね〜」
水「え、いたの?」
明「まぁね〜♪始めて3次元のものに興味持っちゃってさ〜それでね!ある日私に洋服の相談してくれてさ〜!!めっちゃ嬉しかったの!」
晴「すげ!それで?」
奏(洋服の相談か…僕もやって貰ったな)
明「でも…その子にも好きな人がいてね、告白するために身だしなみを良くしたいって事だったの」
晴「あ………」
水「悲し」
明「まぁ、好きな人が幸せになれるなら張り切っちゃおって思ってさ!髪も切ってあげたの!」
奏「え???」
水「いいな〜明日に髪切って貰うなんて」
奏(………ん?)
明「そしたらさ、思ったより美少年になっちゃって更に好きになっちゃったの〜!!!」
晴「その人見てみたいな〜」
明「まぁ…告白が成功したかは詳しくは知らないけど、今の様子だと多分断られたんだと思う」
水「残念だったね…」
水(私も奏緒の告白断っちゃったけど大丈夫かな…)
奏(まって…もしかしなくても明日の好きな人って…)
明「まぁ、そんな話なんだけどね!!」
晴「今でも好きなの?」
明「うん!///」
奏「カアアアアアアアアア///////」
清「どしたのお前、顔真っ赤じゃん」
奏「へ?」
水「ホントだ、真っ赤」
晴「急にどうしたの?」
明「//////////」
奏(皆鈍感過ぎだろ!!??)
奏「ああぁぁ…そのうち分かる…」
明「じゃあ、次は…るーさん」
水「ほえ!?」
晴「ニコ」
水「え、えっと…じゃあ…//////」
清「……寒い………」
明「確かに冷えてきたね〜」
水「私ちょっと暑いんだけど…」
清「ほんと?」
水「え?うん?」
清「……ちょっと借りる」
水「へ?何を?あ、カイロならもってr」
ギュ
水「!?」
清「あったけ………」
晴明奏(ええぇええぇぇぇぇぇぇ!!!???)
水「清…寒いんじゃなかったの?熱いけど…ボソッ」
清「うるせ…」
晴「あの…もしかして付き合って」
水清「ないです」
晴明(はよ付き合えやあああ)