take 5
「お待たせ。」と俺が言うと、「おう。」と無愛想な返事をしたこの男、金田一京介は俺の友人であり、かつての相棒だ。「で、どうする?」と俺が聞くと、「まず、格納庫へ行くぞ。そしたら戦闘機種って書いてある所へ進め。彼女は修理明けだから1日休んでいるぞ。」と彼は言った。「あと、一応これを持ってろ。」と彼は言い、小型の銃を投げて寄越した。「サンキュ!」と俺は礼を言った。突然、「おいコラ金田一ぃぃぃぃ!!!さっさとメインサーバーの修理を手伝わんかい!!」と彼の会社用のスマホから怒鳴り声が響いた。「チッ!!うっせえわハゲ親父が。」と彼は言うと、スマホを思いっきり放り投げた。「行くぞ。」と彼に言われたので、俺は慌てて彼の後ろをついて行った。2人で屋上にある格納庫まで走った。「さっきのは、もしかして"長沢光一"?」と俺が聞くと、「ご名答〜」と答えが返ってきた。屋上の格納庫に着くと、「俺は戦闘機を借りてくる!お前は彼女の所に行け!諦めたら殺す!!彼女のこと好きなんだろ!!」と言われ、俺は「分かったよ!」と返し、格納庫の中へ走った。格納庫の入口には警備用アンドロイドがいた。レイザー弾の銃を撃ってきたのでこちらも先程彼から貰った銃で撃った。10年前、俺は戦場で戦ってきた。 あいつはとにかく頭の切れる奴だった。相手の弱点を素早く見抜き、的確な作戦を立てる。俺はあいつの作戦通りに動く。俺は"戦場の死神"と言われた。理由は、狙った相手は逃さない超一流のスナイパーだったからだ。自分で言うのもなんだけど、俺は元々射撃に関しては誰にも譲れない所があったからな。俺たちは最強のバディだった。しかし、あの"長沢光一"が、我々の部隊に来てから俺の人生は狂い始めた。ある日、奴は「人類アンドロイド化計画」ということを言い出した。それこそ奴の企みだった。俺は、なんとも言えない感情で一杯だった。そして、その翌日に奴は得意げに言った。「娘をアンドロイドにしてみたんだ。実験的にね。そして、私は邪魔だった妻を殺したよ。大切な人だから殺したんだ。これで私は英雄になれる。私こそ正義だ!」と。俺は自分の中で何かが切れる音がした。そこからはあまり記憶がないが、俺はその場にいた全員の静止を振り切って、奴の心臓に持っていた拳銃を突きつけた。「ふざけるな!!何得意げに言ってんだよ!お前自分が何言ってんのか分かってんのか!何が英雄だ!何が正義だ!お前がやってることは正義なんかじゃない!命ってのは1つしかないんだよ!お前はその命を弄んで英雄気取りしてんじゃねえ!英雄ってのはな、なろうと思った時点で失格なんだよ!」俺は怒りで一杯だった。命を軽く見ている奴が許せなかった。確かに俺は戦場で何人もの人を殺してきた。でも、人を殺しても残るのは罪悪感だ。もしかしたらその人には家庭があったんじゃないか?帰りを待ってる人がいるんじゃないか?って。でも仕方が無かった。それが俺の仕事だから。俺は、小さな街のアンドロイド修理工場に左遷された。左遷された理由なんて分かってる。上司に歯向かったからだ。謀反罪で斬首ぐらいは覚悟してたんだけどな。ちなみに、俺の相棒は政府のサイバー管理部所属の情報員になった。俺たちのバディは解散したが、きっと何処かでまた会えると思っていた。そして、今回のこの作戦で会えた。きっと、この先いつ会えるか分からない。だから、俺はお前に感謝している。こんな俺とバディを組んでくれてありがとう。
警備用のアンドロイドを持っていた銃で全て撃ち殺した後、戦闘機種と書かれた扉を探した。1番奥の突き当たりにその扉はあった。扉を蹴飛ばして開けると、彼女がいた。何十ものコードに繋がれた彼女は見ていて痛々しかった。「雪也さん...。」「迎えに来た。」俺は肩で息をしながら言った。「早く、ここを出るぞ。」と言うと、「分かった。私、今日でアンドロイド辞めるから。」と彼女は言い、繋いであったコードを引きちぎった。ブチッというコードの切れる音、パシュッと火花が散る音。そして傾く彼女の体。俺は急いで彼女を横抱きにし走り出した。そして、屋上で待機している戦闘機のFー14に彼女を乗せようとした途端、多方面から銃声が鳴り響いた。「そこまでだ、荒岡。」そこに居たのは長沢光一だった。
「お待たせ。」と俺が言うと、「おう。」と無愛想な返事をしたこの男、金田一京介は俺の友人であり、かつての相棒だ。「で、どうする?」と俺が聞くと、「まず、格納庫へ行くぞ。そしたら戦闘機種って書いてある所へ進め。彼女は修理明けだから1日休んでいるぞ。」と彼は言った。「あと、一応これを持ってろ。」と彼は言い、小型の銃を投げて寄越した。「サンキュ!」と俺は礼を言った。突然、「おいコラ金田一ぃぃぃぃ!!!さっさとメインサーバーの修理を手伝わんかい!!」と彼の会社用のスマホから怒鳴り声が響いた。「チッ!!うっせえわハゲ親父が。」と彼は言うと、スマホを思いっきり放り投げた。「行くぞ。」と彼に言われたので、俺は慌てて彼の後ろをついて行った。2人で屋上にある格納庫まで走った。「さっきのは、もしかして"長沢光一"?」と俺が聞くと、「ご名答〜」と答えが返ってきた。屋上の格納庫に着くと、「俺は戦闘機を借りてくる!お前は彼女の所に行け!諦めたら殺す!!彼女のこと好きなんだろ!!」と言われ、俺は「分かったよ!」と返し、格納庫の中へ走った。格納庫の入口には警備用アンドロイドがいた。レイザー弾の銃を撃ってきたのでこちらも先程彼から貰った銃で撃った。10年前、俺は戦場で戦ってきた。 あいつはとにかく頭の切れる奴だった。相手の弱点を素早く見抜き、的確な作戦を立てる。俺はあいつの作戦通りに動く。俺は"戦場の死神"と言われた。理由は、狙った相手は逃さない超一流のスナイパーだったからだ。自分で言うのもなんだけど、俺は元々射撃に関しては誰にも譲れない所があったからな。俺たちは最強のバディだった。しかし、あの"長沢光一"が、我々の部隊に来てから俺の人生は狂い始めた。ある日、奴は「人類アンドロイド化計画」ということを言い出した。それこそ奴の企みだった。俺は、なんとも言えない感情で一杯だった。そして、その翌日に奴は得意げに言った。「娘をアンドロイドにしてみたんだ。実験的にね。そして、私は邪魔だった妻を殺したよ。大切な人だから殺したんだ。これで私は英雄になれる。私こそ正義だ!」と。俺は自分の中で何かが切れる音がした。そこからはあまり記憶がないが、俺はその場にいた全員の静止を振り切って、奴の心臓に持っていた拳銃を突きつけた。「ふざけるな!!何得意げに言ってんだよ!お前自分が何言ってんのか分かってんのか!何が英雄だ!何が正義だ!お前がやってることは正義なんかじゃない!命ってのは1つしかないんだよ!お前はその命を弄んで英雄気取りしてんじゃねえ!英雄ってのはな、なろうと思った時点で失格なんだよ!」俺は怒りで一杯だった。命を軽く見ている奴が許せなかった。確かに俺は戦場で何人もの人を殺してきた。でも、人を殺しても残るのは罪悪感だ。もしかしたらその人には家庭があったんじゃないか?帰りを待ってる人がいるんじゃないか?って。でも仕方が無かった。それが俺の仕事だから。俺は、小さな街のアンドロイド修理工場に左遷された。左遷された理由なんて分かってる。上司に歯向かったからだ。謀反罪で斬首ぐらいは覚悟してたんだけどな。ちなみに、俺の相棒は政府のサイバー管理部所属の情報員になった。俺たちのバディは解散したが、きっと何処かでまた会えると思っていた。そして、今回のこの作戦で会えた。きっと、この先いつ会えるか分からない。だから、俺はお前に感謝している。こんな俺とバディを組んでくれてありがとう。
警備用のアンドロイドを持っていた銃で全て撃ち殺した後、戦闘機種と書かれた扉を探した。1番奥の突き当たりにその扉はあった。扉を蹴飛ばして開けると、彼女がいた。何十ものコードに繋がれた彼女は見ていて痛々しかった。「雪也さん...。」「迎えに来た。」俺は肩で息をしながら言った。「早く、ここを出るぞ。」と言うと、「分かった。私、今日でアンドロイド辞めるから。」と彼女は言い、繋いであったコードを引きちぎった。ブチッというコードの切れる音、パシュッと火花が散る音。そして傾く彼女の体。俺は急いで彼女を横抱きにし走り出した。そして、屋上で待機している戦闘機のFー14に彼女を乗せようとした途端、多方面から銃声が鳴り響いた。「そこまでだ、荒岡。」そこに居たのは長沢光一だった。


