少女と過保護ーズ!![完]

「ボーイズ・ラブ」



「「ああん?」」



「男同士のぐっちょん、ぐっちゃんラブストーリーのことだよ」



「ごるぁあっ!!桂!!」



「ああ?本当のことだろうが」



「そーだけど!!言葉は選べ!!」




見ろ!!


カッコいい顔を台無しの表情で固まる竜希さんと蓮くんを!!


モデルにと言われた蓮くんなんて顔色が青から真っ白に!!




「……あ?」



「……八雲」




わかっているだろうに、八雲さんに救いを求める二人。


だけど




「ホモのことだ」




メッチャ分かりやすく八雲さんは答えた。




「ハァ!?!?」



「……っっ!??!」




ドタァアアアンッ!!



蓮くんがコントみたいに椅子ごとひっくり返った。




「蓮くん!!」



「俺はっ、俺は違うぞ!!俺は女が大好きだぁあ!!」



「わかってる!!それは知ってるから、落ち着け!!」



半狂乱で叫ぶ蓮くんをなんとか椅子ごと起こす。




「モーホーか」



え?

なんで業界風に言ったの、竜希さん。




「こっち見んじゃねぇよ、竜くん。竜くんでも変なこと言うなら……殺すよ?」




今まで聞いたこともない、低い低い麻也の声。



息を飲んで麻也を見ると、大きな瞳に殺気を宿して細め竜希さんを睨んでいた。