少女と過保護ーズ!![完]

と言っても、それはホンの数秒。



まずは八雲さんと桂が勢いよく後ろに退いた。



退きすぎて壁に頭をぶつけていた。



……何をやっているのか。



そして何を思ったのか、八雲さんは片手であたしの両目を塞いできた。



「……八雲さんよ」



「教育に悪い!聞いてはなりませんっ!」




それをするなら耳ではないだろうか……?


BLって言葉をあたしに聞かせたくなかったんだろうけど。


動揺が半端なさ過ぎて、とっさに目を塞いでしまったらしい。



でもそこはほら、あたしもうら若き乙女(?)ですから。



BLの意味くらい……



「オメーは乙女じゃねぇ」



桂にツッコまれ



「乙女に謝んなさい」



麻也に言われる。




「そこまでか!?てか皆、あたしの心の声にツッコミすぎだから!!」



「読まれる方が悪い」



「んだんだ」




ウンウンと頷く桂と麻也。


麻也、メッチャ訛ってるよ?




「BL……BL……」




何やら竜希さんが呻いている。


何をそんなに呻く必要が?




「アレだろ……アレ」




どれ?



ピーンッと竜希さんが人差し指を天井に向けた。



閃いたらしい。