少女と過保護ーズ!![完]

「で?結局どんな字なんだよ?」



わかってなかった!!

八雲さんが教えてくれたのに、竜希さん、わかってなかった!!


あたし?

あたしはわかったよ!!


氏、でしょ?




「俺はわかったぜ!アレだ!あの足利氏とか、歴史に出てくるアレだろ!?」



おおーっ!!

合ってるよ、蓮くん!!


そだよ、それだよ!!



「ハァ!?足嗅がせ、だぁ!?」



!!??

なんて!?



「変態かっ。しかも"せ"になってんじゃねぇか!氏はどこいった!?」


「……旅に」


「出んわっ」



蓮くん必死にツッコむも、奴の頭は??だ。


……バカだ。

間違いない、この人は完璧なるバカだ。

……アレ?


そんな人と同じ間違いをしたあたしは…?



「ハイネ、どっか痛いのか?」



ショックを隠しきれず、絨毯に膝を付き項垂れたあたしの背中を麻也が擦ってくれる。


が……あたしには項垂れる暇もなかった。


麻也に、大丈夫だよ、と言おうと顔を上げると…



「八雲さん!オタマ!」


「あのバカは、頭に刺激を与え続ければ…」


「んげっ」




何やら怖いことを考えてますがー!?




「ややややややや……八雲くんよ……」