聞こえた方を見れば、八雲さんが震えていた。
「八雲さん!零れてる!零れてる!」
結構激しく震えてるから、お味噌汁がお椀から飛び出しちゃってる。
あたしは麻也の凶行の瞬間を見ていないけど、八雲さんは見てしまったらしい。
顔色は真っ青で、麻也の凶行が男にとってどれだけ恐ろしいものかを知った。
零れたお味噌汁を拭きながら
「大丈夫?八雲さん」
そう聞いていると
「……チビ。……こっちの心配……を」
「あっ」
そだった!!
「……俺のマグナム…が」
「桂のマグナムは心底どうでもいい。むしろモゲロ」
「……ヒデェ」
「……チビネ」
「蓮くん!!」
「……腰擦って…くんね?」
「わかった!ちょっと待ってて!」
かつてない程、3人が弱ってる。
最大ピンチの時以外、この技は使わないようにしよう。
うん。
しかし……。
男なのに平然とそんな技を繰り出せる麻也って…
「ん?」
「なんでもない」
本人はスッキリしたのか、あたしの隣でオニギリを食べ始めた。
お口いっぱいにオニギリを詰めて、モグモグする姿はまるでリス。
可愛い。
とても非情で恐ろしい技を出した後とは思えない。
「キャーーッ!!」
「!!」
突然、田村さんが黄色い悲鳴を上げスケッチブックを開いたではないかっ。
まさか…!?
まさか悶絶している3人を描こうと……
幾らなんでも、それは止めてあげて!!
こう見えて、この人達“黒豹”の総長と幹部ですから!!
「タイム!!」
あたしは叫んだね。
今にも筆を走らせようとする田村さんに向かってね。
ポーズ付きで!!
でも
「ハイネ。その手はただの三角だよ」
「え?」
なんと?
「正しくはこう」
バレーだけどね、と言うと麻也がやって見せてくれた。
……。
本当にあたしのはただの三角だった。
「……っっ」
八雲さん、笑うか震えるか、どっちかにして下さい。
さっきのはなかったことにして、あたしはもう一回叫んだ。
正しいポーズと共に。
「タイム!!」
「八雲さん!零れてる!零れてる!」
結構激しく震えてるから、お味噌汁がお椀から飛び出しちゃってる。
あたしは麻也の凶行の瞬間を見ていないけど、八雲さんは見てしまったらしい。
顔色は真っ青で、麻也の凶行が男にとってどれだけ恐ろしいものかを知った。
零れたお味噌汁を拭きながら
「大丈夫?八雲さん」
そう聞いていると
「……チビ。……こっちの心配……を」
「あっ」
そだった!!
「……俺のマグナム…が」
「桂のマグナムは心底どうでもいい。むしろモゲロ」
「……ヒデェ」
「……チビネ」
「蓮くん!!」
「……腰擦って…くんね?」
「わかった!ちょっと待ってて!」
かつてない程、3人が弱ってる。
最大ピンチの時以外、この技は使わないようにしよう。
うん。
しかし……。
男なのに平然とそんな技を繰り出せる麻也って…
「ん?」
「なんでもない」
本人はスッキリしたのか、あたしの隣でオニギリを食べ始めた。
お口いっぱいにオニギリを詰めて、モグモグする姿はまるでリス。
可愛い。
とても非情で恐ろしい技を出した後とは思えない。
「キャーーッ!!」
「!!」
突然、田村さんが黄色い悲鳴を上げスケッチブックを開いたではないかっ。
まさか…!?
まさか悶絶している3人を描こうと……
幾らなんでも、それは止めてあげて!!
こう見えて、この人達“黒豹”の総長と幹部ですから!!
「タイム!!」
あたしは叫んだね。
今にも筆を走らせようとする田村さんに向かってね。
ポーズ付きで!!
でも
「ハイネ。その手はただの三角だよ」
「え?」
なんと?
「正しくはこう」
バレーだけどね、と言うと麻也がやって見せてくれた。
……。
本当にあたしのはただの三角だった。
「……っっ」
八雲さん、笑うか震えるか、どっちかにして下さい。
さっきのはなかったことにして、あたしはもう一回叫んだ。
正しいポーズと共に。
「タイム!!」


