少女と過保護ーズ!![完]

「ぶっふぁっ!!」


「!!??」



突然、吹き出した人がっ。


誰……八雲さんだったーー!!


まさかの八雲さんだったぁ!!


八雲さんがこんなにド派手に吹き出したのなんて初めて見た!!


テーブルに顔を伏せ、お腹を抱えてヒーヒー笑ってる。



「え?アレ、俺?俺のせいか?」


「せいって言うか……」


「なぁ……」



八雲さんの爆笑に恐々と数歩下がる竜希さんに、桂と蓮くんは顔を見合わせニヤッと悪い顔で笑うと



「勇者だろー!!」


「あの八雲をここまで笑わかすとか、奇跡だろ!!」


「あの四次元ポケッツを持つ青いネコ型ロボットでも出来ねぇよ!!」



ポケッツって!!

複数形!?



「ハイネ……」


「まっ…麻也?」



地を這うような声だった。

その可愛らしい顔から出たとは信じられない老人のような声だった。



「もういいよな?」


「うん?」


「俺、すんげぇ我慢した」



声とは裏腹に満面の笑みを浮かべた麻也にあたしは頷くしかない。


…寒い。

ヤバいくらい寒い。



「アイツら殺っても問題ねぇよな!!」


「まっ」


「ヒャーーーッハーーーッ!!」



ぎゃぁあああっ!!

麻也がっ。

麻也がっ。


ゆあっしゃあーっ!!したぁぁあっ!!


指をボキボキと鳴らしながら、イェーイッとハイタッチをしている3人に麻也は飛び掛かっていった。


八雲さんっ

八雲さんはっ!?


あたしは八雲さんを見た。


この状態では八雲さんも狙われてしまう!!と。



…………。



普通に座ってたね。


澄ました表情で普通に味噌汁を飲んでたね。


それでも動揺を隠しきれず、冷や汗が流れてるから逸早く麻也の殺気を感じ取り平静を装ったらしい。



八雲さんでも怖いものがあるんだね。


ちょっと笑えた。



「なんか来たーー!?」


「え!?何この子!?メッチャ急所を狙って、指突き出してくるんだけど!?」


「ほぁたたたっ!!って言いよるんですけどー!?」



……北斗の○だ。