少女と過保護ーズ!![完]

無視よ。

無視するのよ、ハイネ。

あの人達の茶番にノッてはダメ!!



「ヤーね、嫉妬かしら」


「美しいって……罪ね」


「ペチャパイもね」


「てか、絶壁よね」




クスクスと笑う声。



てか、最後の2つは…。

あたしの方(乳)を見てしっかり言った最後の言葉2つは



あたしのことだろうが!!



「うるっさいわっ。そこのアホ2人!!ペチャパイはまぁ許す!!……が、絶壁は許さん!!成長期やっちゅーねん!!今からボンッキュッボンッになるっちゅーねん!!」


「スカッスカッスカッの間違いよね」


「ストンッストンッストンよね」


「うっがぁぁああっっ」


「いだだだだっ!?」


「ああっ、麻也ごめん!!」



麻也のほっぺをつねっていたのを、すっかり忘れておもいっきり力をいれてしまった!!



痛がる麻也に慌てて手を離し、謝る。




「恐いわー。チビ子ってば、あんなに人のほっぺを伸ばして、引き千切る気かしら」


「間違いなく引き千切る気ね。引き千切っては絶壁の胸にくっつける気……」


「……竜ちゃん?……桂?」


「あい、すみませんでした」


「あい、もう言いません」



八雲さんのあまりに重たい声と冷たい視線に、すぐに降参するアホ2人。


あたしへの悪口に怒ってくれた八雲さん。



優しい。


って、話が逸れまくってる。


とりあえず、アホ2人には後で制裁を加えるとして。



あたしは再び麻也と向き合い、少し赤くなってしまったほっぺを撫でる。



「最近ずっと、麻也が何かにイライラしてるの知ってるよ。一人で解決しようと頑張ってるのも」



皆、知ってるよ。



「あの子が原因なんだね」



グッと唇を噛む麻也。



「だけど、それを理由に暴言を吐いて良いってことにはならない」



言葉は時に酷い暴力になる。

一生消えない、忘れられない傷にもなる。



女のコにキモいとか言ったらダメだ。




「そんな言葉、麻也の口から聞きたくないよ」




親友だからこそ、ちゃんと言う。



言ってほしくない。