少女と過保護ーズ!![完]

"黒豹"の皆が来て、店内は一気に騒がしくなる。




「あらなーに?やけに騒がしいわね」


「凛さん!お帰りなさい!」


「……」


「健さんも、お帰りなさい!」




凛さんと健さんも帰って来た。




「ただいまぁ。って、なんでアンタが居んのよ、花音」


「ふふん。居たらイケない?あたしお客よ?」




バチバチーーッ!!!!

と凛さんと花音さんの間で火花が散る。


この二人は昔から犬猿の仲らしい。




「「あたしが犬」」


「「あ"!?」」




ひぃいいいいいいっ!!


凛さんと花音さんが睨み合う。





「おばちゃん、俺っ」


「俺はっっ」


「チビ姫ーっ!!」



皆が怒涛の注文を始めた。


いつの間にか岡田さん再びの事態だ。



これはあたしも行かないと!!


女の子に薬を塗ってくれたお礼を言って、オーダーを取るべく皆の元へ。



たくさんの注文が入り、岡田さんを手伝うべくキッチンへ向かう途中で、突然凛さんに抱き締められて叱られた。


どうやら花音さんからさっきのことを聞いたらしい。




「1人で無茶しない。そういう時は大声を出す、もしくは吹く」



そう言って服の上からポンポンとホイッスルを叩かれる。



「はい、ごめんなさい」



凛さんの腕の中で素直に謝ると頭を撫でられた。


えへへ。




「よーし!今日はもう閉めちゃって、貸し切りとする!パーッとやっちゃいましょう!!」


「よっ!!さすが姉御!!」


「太っ腹!!」


「んじゃ俺、ビール!!」


「ごるぁっ!!」


「「「「!!??」」」」



誰だ!?

どさくさに紛れてビールなんて頼んだ奴は!!


未成年だろうがっ。




「メガネくんかっ」


「違うっ違う!!」




それからの"シャーウッド"は飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ。


お客様もノッてくれて、あたしはさっきあった嫌なことも忘れて皆と一緒にたくさん笑った。



まさかこの後で、一波乱あるとは知らずにー。