少女と過保護ーズ!![完]

八雲side




「八雲さん…」




いつになく、真剣にそして遠慮がちに俺の制服の裾を握るハイネ。



お?珍しい。


あまりの可愛いさに、その小さな体を抱きしめる。



「今日学校が終わってからの時間。あたしに下さい!!」



バレンタインの今日。


好きな子に、そう言われて断れるやつなんていんのか??



ああ…。

んな、泣きそうな目で、不安そうな目で見んな。



『俺の時間でよければ、いつでも』



小さな耳に唇を寄せそう囁けば、リンゴみたいに真っ赤になって、その後天使の笑顔を見せてくるもんだから。


危うく、キスするところだったわ…。



つっても、衝動を抑えきれず、ほっぺと鼻の頭に唇を落としたが。



「八雲さ…っ」



放課後と言わず、今からでも…………。



「いってらっしゃい!!」


「ん。いってきます」



笑顔で見送られれば、行かないわけにもいかず。




期待していいんだよな?

ハイネ?