少女と過保護ーズ!![完]

「お礼、言ってたよ」


「ん?」


「あの女の子が"あたしのために怒ってくれて、ありがとうございました"って」


「そうか」



そうか…。



「竜希さん」


「ん?」


「あたしね、誇らしかったよ。さすが、あたしの自慢のお兄ちゃんだって!!」


「なっっ!?おっっ!?」



ふんにゃりと無邪気に笑うチビ。



え!?何この天使!

バリ可愛ぇぇぇぇ!!


抱きしめたろーかっっ!!と身を乗り出せば。



「さっケーキ食べよう!!」


スタコラとここから離れてく。



おーい…。



「ケーキ??」


「今日、バレンタインっしょ?竜希さんのためにチョコケーキ作った!!」


「マジかーー!!!!」



本当マジ、天



「ハイッッ!!」



使くねぇっ!!


美味しそうなホールケーキ。

そこはいい!!


が、真ん中にデカデカと



義理の文字。



「あっ、これは八雲さんと蓮くんがっっ」



八雲はわかっとったが、蓮もだと!?


アイツ、後でシバ…



「はい。どーぞ」



まぁ、いいか。

今日くらいは。



「あんがとな。チビ」



俺を止めてくれて。

誇らしいと言ってくれて。



「どいたま♪」



んで、八雲。

お前にも感謝すんよ。

バレンタインだしな。



こんなに愛しい"妹"を連れてきてくれて、ありがとよ。



竜希side 完