少女と過保護ーズ!![完]

あたしは怒ってるのです。



「皆……学校は?」



現在ただいま、14時を過ぎたところ。


まだ学校にいる時間。


総長と幹部は行ってるっていうのに。




あたしの質問に皆は一斉に視線を逸らした。


常日頃から学校へ行ってね、と言ってるのに。




「……パーツが」


「ん?」


「探してたパーツが見つかって……バイクを弄ってたら……こんな時間に」



代表で答えたのは、黒髪のメガネくん。


通称メガネ。


……あたしじゃないよ!!


命名したのは竜希さん!!


あの人、笑いのツボもいかがなものかと思ってるけど、アダ名のセンスもいかがなものかと。



周りの皆が、メガネくんの言葉にウンウンと頷く中。


もう1人、ピアッサー(命名竜希さん)


何故にピアッサーなのかは不明。







「早退!!」


「ん?1度は学校に行ったと?」


「何言ってんだよ、チビ姫!朝からやってたに決まってんだろ!」


「うぉおおいっ」




なー、なー。と仲間同士で頷きあってる。


なー、じゃないわっ!!


それは早退とは言わない!!



ただのズル休み!!



「学校へ行け!!」



このままじゃ、留年するっ。


只でさえ、この中の何人かは留年してるのにっ。



「「「ええーーっ!?」」」


「ええーーっ!?じゃない!!」



不満顔の皆に頭を抱えたくなる。




「まぁまぁ、イイじゃないハイネ。この子達を誘ったのはあたしなのよ。ガレージで見かけてお昼食べたか聞いたらまだだって言うから一緒にって」



皆を庇う花音さん、必死に頷く皆。



もう……。



「明日は行くんだよ……」


「「「ラジャー!!!!」」」



嬉しそうに、同時に敬礼する。


仲の良さはピカ一。


でも仲の良さだけじゃ卒業は出来ないんだよ。



ハァ……。


激しく心配だ。