「おーーーっっっ!!!!」


「総長ーー!!」


「ひゃっほーー!!!!」


「チビ姫ー!!可愛いのぅ!!好きだぁぁぁぁ!!!!」




おおぅ!?

なんかどさくさに紛れて告白された!?



「チィィッッ!!!!」



竜希さんとは反対のあたしの隣の八雲さんから盛大な舌打ち。



ブワワッッと八雲さんからブラックオーラが!!


シーーン……



「おーおー、すげぇ」


「一瞬にして、この騒がしさを黙らせたよ」


「…エンジン音まで消えてンだけど??」


「ホント、ハイネのことになると、やっくんってば」


「「なー」」


「えっとっ」



ヤレヤレと首を振る麻也に、コクコクと頷く蓮くんと桂。




「あの…喋ってもいいか…??」




無視されて、ションボリ竜希さんが聞いてくる。




あたしたち5人は、一斉にどうぞどうぞと竜希さんに場を譲る。




それに笑った竜希さんは拡声器を口にあて。



「今日はいよいよ、待ちに待った"死桜"との決戦の時じゃぁぁぁぁ!!"黒豹"としてバイクで負けることは許されねぇ!!勝つぞーーーっっっ!!!!」



「「「「オーーーッッッッ!!!!」」」」