少女と過保護ーズ!![完]

また話が逸れたな…。



「"鬼呪"のメンバーには必ず体のどこかに鬼の刺青がある」


「鬼…」


「ああ。それだけでわかるだろうが、危ない奴らだ。絶対に"鬼呪"にだけは近くな」



薬、喧嘩、強姦、窃盗、なんでも有り。



犯罪を犯罪だと思わない者達が集まる集団だと言っても過言ではない。



"鬼呪"の縄張りは…酷いものだ…。


警察も"黒豹""ディーシャ""死桜"もその危険性ゆえ、監視してはいるが…。


俺の真剣な表情と話にチビは口を挟むことなく、コクりと頷いた。



「"死桜"はうちとよく似てるチームだ。バイクが好きで喧嘩はあまり好まない」



が、バイクに関しては、よくうちに喧嘩を売ってくる。


どっちが速いかで、公道レースに発展する。



「まぁ、うちにとっては危ない奴らではないな。だからといって、自分からホイホイ近付いて行くんじゃねぇぞ?」


「失敬なっっ、近付いてなんて行きませんよ!!」


「お菓子くれるって言われてもだぞ?」


「……行きませんよ……」



ツイーッと俺から目を逸らすチビ。





八雲ーーっ!!