少女と過保護ーズ!![完]

なのにコイツは悩み、あのバカのことでこんなにも落ち込んでる。



まぁ、それがチビの良い所だ。



人の心に寄り添い、自分のことのように人の痛みを感じ取る。



それが初めて会う奴だろうが関係ない。



そしてだからこそ、うちの荒くれ者達から認められた"黒豹"の姫。



しばらくの沈黙。



オデコにあててた手で今度は頭を撫でてやれば、チビがポツリと口を開く。



「姫って、チームの皆から守られるんでしょう?」



「ああ。姫ってのは総長と同等。チームの象徴だからな」



違うのは"戦え"ないこと。

中には"戦え"る姫もいるかもしれないが…。



姫を如何に無傷で守り抜くか。

それでチームの強さが決まると言っても過言ではない。



「じゃあなんで、リーゼントは…あの子を姫にしなかったんだろう…?」



あの子が姫なら、今回のことはなかったのでは?


そう言って眉間に皺を寄せるチビ。