少女と過保護ーズ!![完]

「ぷはっ」


あたしは八雲さんの腕の中から顔だけ出して、リーゼントを見る。


「………あの子は…??」



"恐い"と怯えてるのだろうか?





「『2度とあたしには関わらないでください』と泣きながら言われた」


「……っっ」



予想以上の言葉だった。



愕然とした。



好きって想いを塗り潰すほどの恐怖だったの…??



と言っても、あの子がリーゼントを好きだと勝手にあたしが思ってるだけなんだけど…。



そして、少なからずリーゼントも、その子を好きなんじゃないかと…。



だから、竜希さんたちにそれを知られるのは嫌だろうと思って、3人で話したいと言った。



角刈りが拳を握り締め下を向き、リーゼントは諦めた、そんな笑みだった。



そんな顔をさせたかったわけじゃないっっ!!!!



悔しいやら悲しいやら。


ぐちゃぐちゃの気持ちのまま、それでも目の前の…彼を抱きしめたくて。


あたしは手を伸ばす。





「リーゼント!!!!」