少女と過保護ーズ!![完]

「バカだと!?」



正座させられてる竜希さんがまた反応するも、八雲さんの一睨みで沈黙。



「ハイネ」


「はい」




"ディーシャ"の二人があたしに対して謝る理由がわかった。



あたしが熱を出した日のこと。



女の子が男たちに襲われた時のこと。



あの日のことを謝りに来たんだ。



「あたしは平気。何もされてないし、すぐ皆が助けに来てくれたから」



八雲さん、竜希さん、桂に麻也を順番に見て、あたしは笑う。



"ここ"に"黒豹"の縄張りに居て絶対の安心を得ているあたしは、怖い…とさえ思わなかった。



あたしは…。



でも、あの女の子は男たちに追い回され、捕まった時の自分を容易に想像出来て、どれほどの恐怖だっただろう…。



見つけたとき、真っ青な顔で震え、声も出せてなかった。



必死で発した一言は、どう考えても強くない、自分と同じくらい非力なあたしへの"助けて"。



あの後、あたしは熱でダウンして、女の子とは話せなかった。



「……あの子は…?」