少女と過保護ーズ!![完]

「ホントに…悪かったな」



見送るあたしの頭を撫でる八雲さん。



「楽しみにしてたのに…」



ん?

八雲さんの方が凹んでる?


眉が八の字に下がってますよ?



「大丈夫です」


「ん?」



八雲さんの大きな手が今度は頬を撫でる。


くすぐったくて、笑えば、八雲さんも表情を緩めた。



「楽しみがまた出来たんだから!!」


「そうだな、ありがとう」


「なんで八雲さんが、お礼を言うんですか(笑)?」


「…………なんとなく?」


「?」


「??」



変なの…と言えば、笑う八雲さん。


うん。


八雲さんはやっぱり笑ってる顔が一番!!



「おーい、そこのバカっプル。話しの続きすんぞ」




バッバカっプル!?!?



誰と誰がっ!?!?



オデコをくっつけて、笑いあってたら、竜希さんが、ジト目でこっちを見ながら言う。



ッッ!?



あたし達っっ!?



あまりの恥ずかしさに、そそくさと席についたあたしは、そのあと数分、八雲さんと竜希さんがいないのに気付かなかった。



「ホントに懲りないね、竜くんは…」


「な、チビ助との時間を邪魔されるのが八雲は一番嫌いなのにな…」



そんな会話さえも耳に入らなかった…。



バカっプルッ