睨んでくる新山に不敵に笑う。
『町の人たちのことなんて知らないし、あんたみたいな人達が皆を"悪人"だ"悪魔"だと思ってたとしても』
ひどく身勝手な言い分だ。
それでもあたしは。
新山から視線を外し…八雲さんと蓮くんを見る。
あの頃、新山の"楽しく笑ってた"と言う中学生の頃。
誰にも…自分自身さえも気付いてなかった、あたしのSOSのサインに気付いてくれたのは八雲さんだった。
今では、考えられないけど、顔をしかめながら手をさしのべてくれた。
そして、たくさんの家族をくれた。
"女"だということもあって、戸惑いや反対もあった。
けど
"妹かぁぁぁ!!"
そう言って、最初に笑ってくれたのは蓮くんだった。
誰がなんと言おうとも…。
『あたしにとっては"天使"。悪いこともいっぱいしてるから、白ってわけにはいかないけど、優しい優しい"黒の天使"達』


