「じゃな!!先に帰ってんぞ!!」
「チビっ!後でなー!!」
3人はそれぞれ、あたしに手を降り、バイクをロケット発進させた。
そのすぐあとを、またミニパトが追い掛けていく。
「うるさいなぁ…、早く捕まればいいのに、ね?ハイネ」
おいおいおい。
何、コイツ?
勝手に人の名前、呼び捨てにしてんですけど?
それに、捕まればいい…だと?
「ハイネ」
「………………(怒)」
もう少しで、触れ合う手。
調子に乗ん…
「なーーーっっ!!!!!!」
あたしは一喝した。
そして、力の加減なしで、差し出された手を叩き払う。
「……………え?」
さっきまでの笑顔も消し、無表情で新山の前に立つ。
『害虫?捕まればいい?ふざけんな。あたしの家族をそんな風に言うなんて、赦さない』
「…は?…え?…家…族??」
何が起こったか解らない、そんな表情であたしを見る新山に、あたしはコートとマフラーの下に隠れてしまったホイッスルを引っ張りだし、眼前に突き付ける。


