そら、呆れるよね…。
自分のバカさはわかってるけど、情けない…。
また唇を噛めば。
「んぶっっ!?」
「噛むな、また唇が切れんだろーが」
あたしの前に、しゃがみこんだ八雲さんにほっぺをつぶされた。
口が開いたところで、さっき切った所を長い指で撫でられる。
「俺はな、誰だろうがお前を傷つける奴は許さん」
「八雲さん…」
「俺らもっっ!!チビ姫は大事な妹だからな!!」
「ハゲーズ…」
「「ハゲーズは止めて…」」
「あっ、ごめん」
声を揃えて言われれば、謝るしかない。
でも…、嬉しい…。
そんな思いでハゲーズに笑いかければ、ぐぃぃっと強制的に八雲さんの方へ向かされた。
「お・れ・が!一番だ!!」
「……はい!」
あまりの嬉しさに、ふにゃんと八雲さんの目を見て笑えば。
「ちっ///!」
舌打ち!?
「赤っっ!!」
「八雲さんの顔、真っ赤だな!!」
初めて見た。
と、目を丸くするハゲーズ。


