呼ばれた方を振り返れば、ハゲーズが駆け寄ってくる。
そうだった!
あたし、ハゲーズと買い物に来てたんだった!!
「ハイネ」
「ん?」
チュッとまた、瞼にキスされ降ろされる。
本当に、どうしたんだ?
八雲さん!?
あたしは顔が真っ赤になるのを隠すようにハゲーズの元へ…。
バキィィィィィっっ!!!!
ゴキッッッ!!!!
行こうとした瞬間、重い音がして、ハゲーズが吹っ飛んだ。
「きゃぁぁぁぁっっ!!」
「ハゲさん!ゴブさん!!」
突然の暴力に今まで、少し遠くから見ていた野次馬が、あっという間にいなくなった。
「八雲さん!!!!」
倒れた二人に駆け寄り、あたしは抗議の声を上げる。
八雲さんが二人を殴った!!
どうして!?
「いいんだ、チビ姫…」
「何がっっ!?!?」
殴られて当たり前なんだと続けるゴブさんに噛み付く!
それに、殴られるとすればあたしだ。
二人は関係ない。


