少女と過保護ーズ!![完]

「八雲さん!!」


「高遠っっ!!」



八雲さんのとこへ行こうとした。



けれど、またしても新山に捕まってしまう。



「離してっっ!!」


「行っちゃダメだ!!」



何言ってるの?


なんで、あんたにそんなこと言われなきゃいけないの?



さっきまで何があったか一番近くで見てたでしょ?



あんたの友達に馬鹿にされ笑われるあたしを。



「離せっっ!!」



「高遠っっ!!」











『汚ねぇ手で、コイツに触んじゃねぇ』




すぐ近くで声がした。



その殺気に、低い低い声に、思わず震える。



横を見れば、額に青筋を立てた八雲さん。



あっと思った瞬間、八雲さんはあたしの手を掴んでる新山の手を蹴りあげた。




「がっっ!?!?」



「「「翔!!!!!!」」」




離された手。



蹴りあげられた手を押さえ苦痛に顔を歪ませ、数歩下がる新山。



「八雲さん!!」




自由になったあたしは八雲さんに抱き付いた。