少女と過保護ーズ!![完]

「なぁなぁなぁ!!頭悪ぃのか!?俺も相当だけど、高校に入れないほど!?」



「それとも、働いてるってことは……貧乏ー!?学校も行けないほど!?」



「……どっちにしろ、ダサっ」




順々にあたしの顔を覗きこみ、貶していく奴ら。










悔しいっ!!

悔しいっっ!!

悔しいっっっ!!



唇を噛みしめ過ぎて、血が出た。



口のなかに血の味が広がる。




「さっきまで、澄ました顔してたのに、ハハッ!!すげぇ今、ブスッ!!」



「本当。見てらんない。もう行こうよ、翔」



じゃないと貧乏がうつる。



小さく、でもあたしだけに聞こえるように言われた。



「貧乏がうつるとか、ウケるんですけどー」



"あの子、可哀想…"



なんて声までギャラリーから聞こえてきた。



新山は何も言わない。



不気味なくらい。



でも、声も出さず笑ってる。



あたしを慈しむように、包み込むように。



優しく見える微笑み。