少女と過保護ーズ!![完]

色目を使っただぁ!?



そんなお色気の術?!があるなら、真っ先に八雲さんに使っとるわっ!!



ボケぇぇぇぇ!!



ガスガス足音も荒く歩き出せば、また手を掴まれる。



「翔!?」


「待って!!」


「何?もう行きたいんだけど」


「ケータイ!!番号、交換しようよ!!」


「俺も!!俺も!!」


「康史!!」



うるさい…。



「持ってない」


「へ?」


「ハァ?!」


「やだぁ!!」


「今どき、信じられなーい」



あたしの言葉に、今までキーキー喚いていた女の子達が急に勝ち誇ったような、優越感丸出しの表情であたしの方を見る。



「ケータイ1つで、んな騒ぐこと?」



ゆっくり、奴等を見回し言う。



めっちゃ、冷ややかな視線で。



「ハッ!?」


「ちょっと!!」


「おっ、落ち着けよ…」


「高遠…」



血相を変えて、あたしに詰め寄ろうとする女の子達。


そして焦る男共。


落ち着け?


ケンカを売ったのはそっちだろうが。