「……僕は、レティシアと出会った時からレティシアが好きだった。でも、マフィアの幹部の息子だから……レティシアに対する気持ちを押し殺して、レティシアの前から消えたんだ……迷惑をかけたくなかったから」

そう言ってリーマスは、どこからともなく一輪の花を取り出した。

「……この花は、エーデルワイス。花言葉は『大切な思い出』『忍耐』……レティシアにピッタリだね。長いこと、待たせてごめんね……」

リーマスは、そう言ってレティシアの服のポケットにエーデルワイスの花を入れる。

「……僕も、レティシアが好きなんだ」

そう言って、リーマスはレティシアにキスをした。