1週間後。

親友のお母さんに会った。

そして、聞いた。

親友が、命を引き取る直前に、

「花奈に…花奈に私の代わりに生きてって…伝えて…。」

と言ったらしい。

私の涙はまた止まらなくなった。

私は死のうと思ってた。

親友の所に早く行きたくて。

でも…そんなこと言われたら、親友の分まで生きるしかない。親友の分まで幸せになるしかない。