死にたい。わたしは常に考えていた。

そんな中だった。

親友が、交通事故にあったという連絡をもらったのは。

慌てて病院に駆けつけると、親友は…

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

わたしは叫んだ。声が枯れるまで。

もう一回、私の名前を呼んでほしかった。

もう一回、この手を握ってほしかった。

もう一回、もう一回…と後悔ばかりが…。

気づくと涙が止まらなくなっていた。

無意識で、親友の手をぎゅっと握った。

それでも、握り返してくることはなかった。

自分が、いつもいつも、死にたい、と軽々しく言っていた言葉が、重く、のしかかってきた。

一瞬、親友と同じ所に行きたい、と願った。

でも、親友はそんなことを望んでなんかいない。

でも…でも…。